「また来たいな」。
そう思えるお店はどんな店でしょうか。
立地、サービス、味、値段。全てがバランスよく必要だとも思うし、人それぞれの基準も違うと思います。
でも、筆者にとってはやはり味とサービスに気持ちが向いてしまうんですよね。
料理だけではなく、この人にまた会いたいな。この人の作った料理を食べたいな。
そう思えるお店に出会えることも、また日々の生活の楽しみだと思うのです。
大人の子ども部屋

住所は、西浅草三丁目。同サイトでも紹介している「喫茶店 ピーター」の近くに位置します。
台東区立 中央図書館から一本入った道を歩いていると突然現れるのですが、パッと見では何の建物か分からないところが妙なスリルを誘います。

クルッと別の入り口の方を回ってみると、デカデカと〝本格カレー〟と書かれた旗が立てられているのに気づき、ようやく中へ入ろうという気持ちが湧き上がります。
店内に入ると、「いらっしゃいませー」と笑顔で女性の店主が出迎えてくれます。この方がこのお店の名物お母さん。
カレーまだやっていますか?と尋ねると、「大丈夫ですよー」とのことなので、さっそくポークカレーを注文。

店内を見渡しながら待っていると、テーブル席が一席オモチャで埋まっているのに気づいた。店主のお孫さんなのか 玩具をいじったり、スマホでアニメをしたりして1人遊びをしている。
壁にもお孫さんの写真が可愛く飾られており、何だか実家の子ども部屋に居るような感覚でホッコリとしてしまいました。
見た目はお母さんのカレー。でも、中身は、、、?

付け合わせのスープとサラダが先に提供され、ついにカレーライスがテーブルに置かれます。
ルーをよく見ると、スパイスがよく溶け込んでいるのか結構な黒めです。
実はメニューにチキンカレー(辛いのが大丈夫な人)とポークカレー も載っており、以前チキンカレーを食べた時に滝のような汗を流して帰った覚えがあるので(でも美味しかった)今回も期待感と未知の辛さに構えるようなに口を運びました。
コク深いスパイシーがじわじわと舌に広がっていき、思わず心の中で〝辛い!〟と叫んでしまいましたがその後に必ず〝美味い!!〟と付け足したくなるくらい中毒性のあるスパイスです。
ルーは、玉ねぎとオリジナルで調合したスパイスで作っているらしく、先ほどの入り口の旗にも書いてあったように間違いなく本格カレーでした。
お母さんのサービス精神に感服

相変わらずの美味しさに嬉しくなりつつ、やっぱり今回も少し汗ばみながらカレーを食べていると「大丈夫?辛くない?」と優しくお母さんが声を掛けてくれました。
食べ終わって、お水を飲みながら一息付いている時もなんと単品の注文なのにも関わらず、ホットコーヒーともう一つの名物でもあるシフォンケーキの試食のプレゼントをいただき、もう至れり尽くせり。
あまり普段は甘いものには興味がない筆者ですが、フワッフワなのに甘すぎないシフォンケーキと生クリームがこれまた絶品。思わず目を閉じながらその優しい味を噛み締めます。
帰りに「とっても美味しかったのでお土産用に下さい。」と伝えレジの前で販売しているケーキを買おうとすると、ちょうど1人遊びに飽きたのか「ばぁばぁー」と言ってお母さんに抱きついてきます。
そんな姿に心底癒されながら、
「お姉ちゃんにバイバイは?」
「バイバーイ!!」
そんな商売っ気のない笑顔に料理と共に完全ノックアウトされた筆者なのでありました。
店名
気ままなキッチン
住所
東京都台東区西浅草3-23-1
電話番号
03-5828-2828
営業時間
[平日]
11:30~17:00
[休日]
11:00~18:00
日曜日営業
定休日
月曜日・火曜日
アクセス
東京メトロ銀座線「田原町駅」徒歩10分
浅草駅(つくばEXP)から320m
コメント
気ままなキッチンも気になりますね!
こちらはチキンとポークのカレーのようで、どちらも美味しそうです。
是非とも食べたいです。
すーちゃん、こんばんは
チキンカレー美味しそう。
お店の帰りによれそうです。
早く、すーちゃんに逢いたいな。
とりあえず、健康診断終わるまでは我慢します。
第2弾は気ままにキッチンなのだね!
ナカダ的には4店の中で一番食べてみたいスパイシー系のカレーだ〜(*´ч`*)
よし次は気ままにキッチンだな!近々行ってみるよ〜(๑˃̵ᴗ˂̵)و
ふーむ自宅を改装したような感じのお店で子供連れでも落ち着けそう( ˘ω˘ )
うちの近くにもひっそりと営業してる昼ランチ夜居酒屋のお店があるけどそこも一品だけ頼んでも色々サービスで出してくれる(`・ω・´)人情味あふれる人が多いよね( ˘ω˘ )
良くわかる〜
美味しいとかだけじゃないんですよね
また会いたい。
名物親父や名物お母さん…下町ならではの人とのふれあい最高ですね〜
またも良い記事でした〜ありがとう。